詩境日乗

情想を気まぐれにつづります

2020/12

全体的に、ちろちろとした世界に生まれてきて、日に日に老いてゆくばかりで、つまらなくて、自分に幻滅して、孤独でもあり、幸福でもあり、それなのに空虚で、泣いてばかりで。だから僕は、記憶を消して、薬を嚥んでから、飛行機に乗って、詩集を抱いたまま死にたい。