詩境日乗

情想を気まぐれにつづります

私の理科

自分は理科というものに開眼しました。
最初は生物や理科室が好きでした。小学の頃です。小学校は広くのどかでした。牧場から白い山羊を引いて来て、2年生が育てるのでした。階段が沢山ある大きな古い学校でした。中庭や地下道があって、私はそれが好きでした。昼休みが始まると私は友達と一緒に理科室へ行きました。中央の階段を上がって確か3階に理科室がありました。行くたびに理科の先生が、面白い話を聞かせてくれました。時々木箱を開いて、骸骨の標本を見せてくれました。ホルマリン漬けもたくさんあって楽しかった。私は奇妙なものが好きだった。その部屋で理科の授業を前に私は転勤になった。
次の学校では理科室の掃除をした。
何度か転勤し、4年生の時の学校で、顕微鏡を楽しんだ。メダカの卵の観察の授業がある間中、放課後は顕微鏡を触りに理科室へ行った。双眼実体顕微鏡が一つだけあって、とても気に入っていた。ピントを合わせることが楽しかった。
中学に上がって、生物の分野が面白いと感じた。授業では殆どの実験を教材の動画で見ることが多かった。
技術の授業者が蛍光灯の仕組みを余談として説明した時、よく理解ができなかったが、何だか面白いと感じた。説明の言葉をノートにメモして図を書いて後でまとめて授業者に確認して貰った。電子や光を初めて意識した。
中学を卒業した頃、顕微鏡を買って貰った。
高校の頃、病気が酷くなり、勉強が手に付かなくなった。数学1Aと物理基礎には最後まで執着した。先生方に何度説明を受けても病気の頭では駄目だった。面白いことが目の前にあると分かっているのにそれを得ることはなかった。できなかった。混乱していた。
通信高校に代わって、その時に化学、生物、地学、物理、の基礎を履修した。よい教養となった。特に、数学に似ている物理基礎に惹かれた。目に見えないものを扱う分野というのがポイントです。

将来、物理を独学したいと現在考えて居て、そのためには数学が必要なので、マスターしたいと思っている。